「日本最大の電気街」秋葉原散策レポ

 

2006年7月15日(土)に同窓会があったんだが、せっかく東京へ行くんだから、
現在注目を集めている「アキバ」こと秋葉原に行って来た。

アキバと言えば電気街だが、数々のヲタグッズが顔を見せている事でも有名である。
まぁ俺は両方目当てなんだけどね(笑)アキバは以前からずっと行きたかった場所だし。

それでは、内容の方を画像付きで紹介していきます。
大量に画像を使っている為、ナローバンドの方に優しくないページとなっています。申し訳ないです…orz

 

当日の朝に予約していた高速バスで名古屋を出発。
到着予定時刻は13:03。しかし三連休の始めという事もあって、遅れる可能性が高いとの事。
うぁーしまった…。遅れる可能性があるって事を全く頭に入れてなかった…。
少しの不安を胸に抱きながらバスの中で長い時間を過ごす。

途中休憩を2回挟み、やや悪天候に見舞われながらも1時間10遅れで東京に到着した。
東京…正直東京に対してはあまりいいイメージは持ってないが、東京入りした瞬間胸が躍っていたのが分かった(笑)
なんだかんだ言って俺興奮してるじゃん。やはりあまり来ない地に来ると自然とワクテカしてしまう。

渋滞による遅延であまり時間が無い為、一刻も早く秋葉原を目指す事にする。
よし、JR線に乗ろう!えーとJR、JR…。ってどこだよ!これじゃまるで田舎者丸出しじゃないか!
案内板を頼りに辿り着いたが、今度はJR山手線のどっち回りに乗ればいいのか分からない。
俺のメモ書きには内回りと書いたんだが、駅のホームには「○○方面」としか書かれていなかった。
うおーい!内回りとか外回りとか書いてないんかい!とりあえず俺は路線図を見直し、正しい電車に乗った。

実は山手線に乗るのは俺の記憶の中では初めてだ!
乗ってる間は黙りこくっていたが、心の中では「これが山手線か!スゲスゲー」と叫んでいた。
そしてすぐに秋葉原に到着。とうとう足を踏み入れた!

 

JR秋葉原駅

JR秋葉原駅。
目的の地に辿り着いて早くも俺のボルテージはマックス寸前だ(笑)
さて、アキバ散策を始めるぜー!

 

電気街口そば

電気街口へ出ると、早速メイド服を着たお姉さん達がティッシュやチラシを配っている!
うぉーやっべぇやっべぇ!こんな光景が見られるのは日本では間違いなくアキバだけだよ!
この頃から顔がニヤケっぱなしになっている俺でした。正直ワロタw

 

中央通り

秋葉原のメインストリート「中央通り
JR線側を撮ったのであまり店が見られないが、反対を向くと多くの店が視界に飛び込んでくる。

中央通りは多くの人で溢れかえっている。
…あと正直に言おう。属に言う「アキバ系」の人達は電車男に出てくるような格好は正直大袈裟だと思ってた。
しかし、本当にいるんだよ!しかもそれもたくさん!俺はアキバを侮っていたぜ!

他には外国人の多さにビックリした。観光なのか電気製品狙いなのかヲタグッズ狙いなのかは分からない。
これがただの観光だったら、秋葉原は大きく変わってしまったというネット上での嘆きの声も頷ける。
所々にDQNらしき人種を見かける。オタ達を「きめぇww」と言う為だけに来てる人達もいるという…。
純粋に買い物に来てる人達にはさぞかし居心地が悪いだろう。アキバはオタを観察する所じゃねぇ!
アキバで買い物=オタクという図式が世間に広まってしまっている事は実に嘆かわしい。

 

工事中・・・

気を取り直して再び探索。
中央通りと神田明神通りの交差点にある建設中の何か。何が出来るのかは分からない。

 

とらのあな周辺

とらのあな1号店」と「アニメイト本店」。もちろん行って来ましたよ。
アニメイトはなんつーか縦に長い!階段上るのがエラかった(笑)
とらのあなも似たような感じ。コミケのカタログが大々的に販売されていた。
右にある「とらのあな本店」が8/5にオープン予定。垂れ幕を見るに気合を入れているのが分かる。

 

ヤマギワソフト

向かい側にあるのは「ヤマギワソフト」。
DVDの発売とちょっと前のトリノ五輪に合わせて、アニメ「銀盤カレイドスコープ」の巨大POPが目立っている。

 

メッセサンオー本店

ゲーム、同人ソフトが勢ぞろいの「メッセサンオー本店
ゲーマーならご用達の場所のハズだ!

 

ソフマップ1号店

秋葉原にソフマップは数多くあるので、とりあえず1号店に行って来た。
ソフマップ全店を合わせると、その品揃えの豊富さには驚嘆せざるを得ない。

 

ゲーマーズ本店

「ウェルカムトゥマイハ〜ウス♪」でじこでお馴染みの「ゲーマーズ
こういう系統のお店で8階建てとか正直凄いよなぁ。

 

石丸電機

電気街口のすぐ側にある「石丸電機」。
こんなに家電量販店があると、実際に買い物する時に一体どこで買えばいいのか正直分からん(笑)

 

あきばお〜壱號店

メインストリートから裏通りに入ってみる。
安いモノを探すなら裏通りをくまなく探す事がオススメだ。というワケで「あきばお〜壱號店」に行ってみたぞ!
様々な雑貨や各種サプライが特価品で販売されていた。あきばお〜はアキバ各地に点在している。

 

ノートPC

店頭販売の一部を紹介。ここでは中古ノートPCが店頭で売られていた。
1万円台の物まである。しかし決してスペックは使い物にならないというワケでもない。
正直1つぐらいは欲しいなと思った。

 

おでん缶自販機

中央通りから神田明神通りの交差点を左に曲がると「おでん缶」の自販機がある。
1個250円だ。とりあえずあまりお金が無いので1個だけ購入。家に帰って食べよう。
次行く時があったら残りの味も購入しなければ。

昼過ぎに到着したという事もあって、大分お腹が空いたので食事を摂る事に。
まぁ本当はアキバ着いて真っ先に食事を摂ったんだけどね。どうしても後で紹介したかったので。
食事を摂る場所は、前々から興味があった「メイド喫茶」だああああああああああ!!
現在秋葉原には多くのメイド喫茶があるが、事前にネットで調べて良さそうな所をピックアップ。
はじめての めいどきっさです

 

〜 JAM AKIHABARA ヲタンコナス部 〜

俺が選んだ場所は、初心者にもオススメらしい「〜 JAM AKIHABARA ヲタンコナス部 〜」だ。
店内へ続く地下への階段が異世界への空気を漂わせている(笑)
緊張しながら俺はお店に入った。

 

「お帰りなさいませ〜。ご主人様♪」

 

う、うわあああ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!
こっ、これがメイド喫茶ってヤツか!ほ、ほ、本当にご主人様って言いやがったあああ〜〜〜〜!
なんだか色んな意味で感動した。こういう商売もあるんだって事に…。

「ご注文が決まりましたら、お呼びください☆」と言って、その場を立ち去るメイド店員。
まずは店内の様子を見渡してみる。内装はごくごく普通の喫茶店といった感じ。
カウンターはバーみたいな作りになっていて、カウンター向こうには様々なリキュール類がある。
メニューを見るとアルコールも販売されているので、その為なのだろう。

変質者と思われない程度に店員を観察してみる。
言うまでもないが、全員メイド服。黒と白のオーソドックスなタイプだ。
顔の方は完全に好みの問題なので何とも言えないのだが、まぁ普通かと。
ただ俺が1つ言いたい事は、「やっぱり三次元にメイド服は似合わねぇ!!!
俺は特にメイドを見て息を荒立てたり、心拍数が上昇する事も無かった。ホントだよ!

メニューの方だが、予めサイトを見て決めていた。
近くのメイド店員を呼び、注文をする。

 

店員「ご注文は何にいたしますかー?」

 

俺「“妖精さんの萌え萌えオムライス”をお願いします」

 

口に出すのが恥ずかしいわッ!なんなんだこのネーミングは!
まぁ普通に口に出した俺は俺で相当イタイな(笑)「何を今さらwww」という読者の言葉には耳を傾けない。
いや、でもかなり抵抗あったぜ!なんだよ「萌え萌え」って…。誰が考えたんだこの商品www
でもネタ師の血が「貴様はこれを絶対頼まなければならない!」ってそう言ってた!俺頑張った!

料理を待ってる間、俺は他の客も観察してみる。
全員が全員オタクっぽいヤツとは限らなかった。普通に男女のカップル、女同士のグループもいる。
…なるほど、ここが初心者向けと言われる理由が分かったぜ。
ここは「店員がメイド服を着ている」という事を除けばごく普通の喫茶店だ!
内装もどちらかと言うと落ち着いてオシャレな雰囲気だしね。一般人も抵抗無く行けるだろう。
店員の「ご奉仕しますにゃん♪」みたいなサービスも無い。そこら辺も普通の喫茶店と同じ。

 

妖精さんの萌え萌えオムライス

料理が出てくるまでに結構時間が掛かったが、ようやく「妖精さんの萌え萌えオムライス」が届いた。
店内や店員は撮影禁止だが、料理は撮影OKの許可が出ているので撮ってみたり。

お気づきかもしれないが、実はこのオムライスを注文すると、店員がケチャップで字を書いてくれる
名前はどうしますかと店員に聞かれて俺は「CING(シー・アイ・エヌ・ジー)でお願いします」と返答。
メイド店員が1文字ずつ丁寧にケチャップを使って書いていく。ここが萌えどころなのだろうか?

そしてようやく出来上がった字が

 

「CINGご主人様 お帰りなさいませ(はぁと」

 

不覚にもちょっとキュンとしてしまった俺wwwww
いやぁー仕事とは言え、こんなに丁寧に書いてもらえるとはねぇ。
よく頑張ったねって声をかけてやりたいぐらいだった。
というワケで早速召し上がる。味は悪くない、むしろ美味い。ちょっと冷め気味なのが気になるが…。
量的には不満足、これで1200円とは…。やはりケチャップお絵かき代が含まれているのだろうか?

オムライスをあっという間に平らげ、伝票を持っていってお会計へ。
お店から出て行く時も、「行ってらっしゃいませご主人様」の声が聞こえた。

こうして俺の初めてのメイド喫茶体験は終わった。

 

と思ったがあま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!
実は1件だけじゃ物足りないと思われるので、もう1件行く予定を立てていたのだ!
しかも2件目は完全に俺の趣味と独断で決めたものだ!早速俺は2件目へ足を運ばせた。

 

妹系カフェ NAGOMI

 

「妹系カフェ NAGOMI」!

 

昨年の11/15にオープンした噂の「妹が店員?」のカフェだ!
もうこれは完全に一般人の理解の範疇を超えた「属性萌え」を利用した商売ってヤツだ!
一体どんな所なんだろうと正直メイド喫茶以上に興味があった。
緊張しながら店内へ入る…。

 

「あ、お兄ちゃん、お帰り〜〜♪」

 

う、うわ、うわああぁぁぁぁあああぁあああ〜〜〜〜ッッ!!!

 

こ、こ、これは呼ばれるだけでかなり恥ずかしい!
店内に入ったら顔も知らねぇ人から「お兄ちゃん♪」なんて呼ばれたら誰だって戸惑うよコレ!
あまりの現実世界とのギャップにもう俺はこの時から笑いを必死に堪えていた
「お兄ちゃん、あのテーブルの席に座ってね♪」と言われるがままに俺は指示された席に腰を下ろす。
明らかに肩がヒクヒクしてる俺きめぇwwwwwもうあまりにも可笑しくて地獄だぜ!!
メニューを渡され、「注文が決まったら呼んでね☆お兄ちゃん☆」だって。

なんつーかさっき行ったJAM AKIHABARAよりも断然にインパクトが違う。
内装も狙ったかのように可愛く仕上げてあるし、制服は緑系のメイド服のようなセーラー服のような…。
店員は…ッッ!?リ、リアルツインテールだ!ツインテールは反則だ!やめろぉぉぉぉおお!
三次元にツインテールは似合わないと俺は豪語するが、この店の魔力なのか、ちょっと似合うんじゃないか?
しかも「お兄ちゃん☆」って呼ばれるんだぞ!?非現実的…あまりにも非現実的だ!!

と、とりあえず注文を…。さっきオムライスを食べたのでデザートを頼もうか。
む、この「デザート&ドリンクセット(900円…orz)」ってヤツにしてみるか。すいませーん!

店員「あ、お兄ちゃん。注文決まったー?」

……イチイチ突っ込んでいてはキリが無い。ここは冷静に注文を。

俺「えーと、デザート&ドリンクセットをください」

……妹相手に敬語を使うのも何かヘンだ。しかしあくまでもそれは設定。
かと言って慣れなれしくするのも抵抗がある。一体どうすりゃいいんだあああああーーーーー!

デザートは何にするぅ〜?と聞かれたので何があるんですかと聞いてみた。そしたら…

店員「(メニュー見ながら)え〜と…うーん。多分これらからだと思うよ〜♪」

……これは狙っているのか?俺の見た限り素で分からない様子だったが果たして真偽の方は…。
とりあえずメニューぐらいは覚えておきましょう!頑張れ!顔も名前も知らない妹よ。

ほどなくしてデザート(マンゴープリンを注文)とドリンクが届けられる。
「ゆっくりしてね♪お兄ちゃん♪」と言い、その妹は立ち去っていく。
とりあえずデザートをちょびちょび口に運びながら店内を見渡す。そしてある物が目に止まった。

それはゲームのやり方が書かれた紙。ここは500円払うとなんと妹とゲームができるらしい。
なんかTVチャンピオンのアキバ王選手権でそんなサービスをやってるメイド喫茶を見たぞ。
ゲームはトランプやらUNOやら黒ヒゲ危機一髪などなど。カウンター向こうにゲームで使うおもちゃが見える。

妹店員と遊べる時間は3分。短ぇ…ウルトラマンがギリギリ遊べる時間しかないのか。
3分500円という値段は良心的なのかそうでは無いのか俺にはさっぱり見当も付かなかった。

 

「J(仮)お兄ちゃ〜ん♪」

 

と1人の妹店員の高らかな声が店内にこだました。どうやらゲームが始まるらしい。
そのJ(仮)お兄ちゃんとやらは俺の隣の席の4人グループの1人だった。
どうやら黒ヒゲ危機一発で遊ぶらしい。俺はその様子を横目で見る。

 

J「じゃあ俺から行くよー」

妹店員「いいよー、絶対に負けないも〜ん!

J「おりゃ!(ブスッ)」

妹店員「えいっ!(ブスッ)」

(中略)

妹店員「やぁっ!(ブス、ビヨ〜〜〜ン)

J「はい、オレの勝ち〜〜〜〜!」

妹店員「あぁ〜もう〜〜〜悔しいぃぃ〜〜〜!

Jの仲間達「ちょっと弱いよ〜〜〜(笑)」

 

(;^ω^)……。

なんだコレ。明らかに俺は異世界に迷い込んでしまったような感を覚えた
周りの皆も何だか楽しそうだ。この光景はここでは普通なのだろうか…。
っていうか妹店員マジでよえぇ…。運ゲーなのにほとんど負けてるんですが…。
最後の方なんかムキになっちゃってワロタw

さて、ここで最大の問題が…。
俺もこのゲームをやるべきなのかやらないべきなのだろうという事。
3分500円という値段設定にも抵抗があるし、心から楽しめるかどうかすらも危うい。
つーかここに1人で来てるので、なんだか周りから見ると可哀相な人に思われるかも分からん。
他の周りの客は大抵が団体さんだ。1人で来てる客は見た感じ俺だけのようだ…。
もう1人誰かツレとかいればネタの為にやってみたかもしれないが、今はそんな気分になれない…。
結局勇気を出せずに終わってしまった(笑)まぁまた来る事があればその時にでも(笑)。

この店の雰囲気を充分に堪能してから俺はお会計をする。
900円なので1000円札を出し、お釣りの100円を貰おうとするが…

妹店員「お兄ちゃん、おつりの100円はいるぅ〜?」

何言ってんだコイツは。と思ったが、あまりの突然な事に俺はキョドってしまった
とりあえず何とか気分を落ち着かせ、冷静に「いやぁ〜いるに決まっているじゃないか〜w」とはぐらかす。
この時、俺は自分で自分をキモイ奴だなと思ってしまった。今思い出すとバカらしくてしょうがない(笑)
「また来てね☆お兄ちゃん☆」という妹の言葉を受け止め、俺は店を脱出した。

 

「いってらっしゃいお兄ちゃん♪」

 

最後の最後まで、お兄ちゃんという言葉が俺の耳に残っていた。
間違いなく俺は一生分のお兄ちゃんを聞いたな(笑)
というワケで初めての妹系カフェは俺にとって刺激が強すぎた。明らかに俺素人丸出しだったしなー。
別にベテランにもなりたくないんだが(笑)今度行く機会があったらある程度、通っぷりを見せなければ。

 

ヨドバシカメラ

今度は電気街の反対側にあるヨドバシカメラに行ってみた。
なんつーかすげぇでけぇ…。相当離れないとその全貌をカメラに収めるのは無理だ。

 

秋葉原UDX

巨大スクリーンが出迎える秋葉原UDX
秋葉原の建物の中でもかなり巨大であり、中の「AKIBA ICHI」は様々な施設や飲食店がテナントとして入っている。
時間の都合により、中まで見ることが出来なかった。残念。

 

というワケでお送りしていきましたアキバ散策レポ。
「アキバはオタグッズの街」とか言われるけど、全体的には「電気街」というイメージがまだ強かった。
圧倒的に多いのは家電だしね。正直言うとアニメグッズなんてアキバのほんの一部です。
アキバを勘違いしている人に言い聞かせたいです><

ま、アキバを散策してとても楽しかったです。
少なくとも俺みたいな人は渋谷とか原宿とか六本木とか行っても楽しめないだろうね(笑)
まだまだ回りたい所があったので、それはまた次回行く機会があったらにしたいと思います。

それではお疲れ様でしたー(´∀`)ノシ

 

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