“ジ・オンリーワン”ラーメン店!「大丸レポ」!
日本人が愛してやまない食べ物の一つにラーメンがある。
古来に中国から伝えられてきた料理であるが、日本で様々な改良が加えられ、
現在では日本独特の食物文化となっている。
北は北海道の「旭川ラーメン」や「札幌ラーメン」から、南は「鹿児島ラーメン」や「熊本ラーメン」など。
地方によって様々な名物ラーメンがあるのも、この料理の特徴である。
各地の名物ラーメンを食べる為に、全国を飛び回っているラーメンファンもいる程である。
俺が住むこの名古屋の地にとんでもないラーメン店が存在するのを聞いた。
名古屋と言えば「台湾ラーメン」だが、そんなものを遥かに凌駕する個性溢れるラーメンだと言う…。
そのラーメン屋の名前とは…
「大丸」
名古屋では有名な珍ラーメン屋。情けない事は俺はつい最近まで知らなかった。
しかし愛知県は「マウンテン」といい「マジョリ」といい変わったお店が多いな…。
「県ぐるみでネタをやらなくてもいいのに」とついつい考えてしまう…。
さて、この大丸。どのようなお店か話を聞いたら出てくる出てくる驚嘆すべき事実!
その暴挙とも言うべき特徴を箇条書きにして書いてみた。
- ラーメンがまずい
- 出される水もまずい
- ラーメン、うどん、そばの3種類の麺のミックスができる
- 野菜がすげーてんこもり
- 麺やトッピングも大盛りにできるが、何故か値段は変わらない(550円)
- 営業時間は深夜2時〜5時
- 創業40年にもなるらしい
どの特徴を取っても他のラーメン屋にはないものばかりである。
特にマズイだなんてはっきり言って店を冒涜してるにもほどがある。
しかしほとんどの大丸レビューサイトで欠かさせない文字が「まずい」の3文字である。それでいいのか?
以上を踏まえてこのラーメン屋は、文句無しにナンバーワンならぬ「オンリーワン」のお店である。
SMAPの某歌で「ナンバーワンにならなくてもいい」という歌詞が思い出される。
こんな特徴あるお店に行かないワケがない!
さっそく大丸へ行くプランを計画し、9/29(金)の深夜に友人nobikkusを連れて行ってきました!
時刻は深夜2時…。お店周りを歩いている人は皆無に近い。
ここを通りかかる人間はほとんどの確率で大丸目当ての人間である。
明るい看板も出さず、小さくちょこんと構えているお店が大丸だ。
外からでは全然分からないので、人の行列が目印となる。外見からしてオンリーワンのお店だ。
中に入ると店主が出迎えてくれた。見た目は普通の中年のオヤジさん。
とりあえず初めてという事なので、普通にラーメンを注文。余計な事をすると後悔するような気がした。
まずはお水を出される。やかんから直接コップに注がれる水。本当にまずいのだろうか…。
飲んでみたが、それほどまずいという印象を受けなかった。俺も普段水道水を飲んでるからかもしれない。
待っている間、店主が次々と話し掛けてくる。
ほぼノンストップで話し掛けてくる!マシンガントークが炸裂中!
こちらは黙って頷くばかり。他にいた客もほぼ同じような反応だ。
しかしさすがは創業40年のエリート。トークが上手い!
しかもネタも幅広い。自分はプログラマだという事を語ったら、なんとIT系の話題を次々と話す。
その外見からはとてもIT系の話題が口から出るのが予想できない。俺もただただ驚くばかりであった。
輝いている…輝いているよ、オッチャン!!
しばらくして噂のラーメンがとうとう出てきた。
ちなみにここ大丸では取材禁止の撮影禁止ですので、写真はありません。
詳しい画像等はこちらのサイトを参照して下さい。
ここで用意するのは、俺が書いた絵です。絵はヘタですが頑張りました。
こんな感じ
はっきり言ってツッコむ事すら失せてしまう程の個性溢れるラーメン。
てんこもりのもやしにアヤシイ匂いがするスープ。そしてなんかギトギトの肉。
おっとっと、見た目だけで判断してはイケナイ。文句を言うのは食ってからだ。
そういうワケでいっただっきま〜す☆
ズズッ…ズズズッ…
モグモグモグ……
……。
…あー、うん。俺が食ってるのは客に出されるラーメンで間違いないんだよな?
なんていうか、これが大丸の味なんだと解釈するしかない!
今の心境を例えるならばやっと手に入れたエクスカリバーは実はエクスカリパーでしたみたいなカンジだ。
スープはなんだか極端に甘辛い。一体何をベースにしているスープなのだろうか…。
大量に盛られたもやしだが、味がついてないのではっきり言って邪魔。 塩コショウをかけて食べた方がいいのだろうか…。
肉はすき焼きの肉の味に近い。甘辛いスープの所為でそうなっているのだろうか。そしてギトギトしている。
キャベツを口に入れたらなんか生臭い匂いがした。っていうかそもそもこれは芯である。
そう言えば表にダンボールに入ったキャベツが放置してあったが大丈夫なのだろうか。
そして量も多い。器はそんなに大きくないのだが、妙に多く感じる。これは大丸マジックってやつなのだろうか。
このラーメンを褒めちぎると、「この味は誰にも再現できない!」と言った感じだろうか。
なるほど、固定のファンが多くいるのも頷ける。この個性的な味の虜になってしまうのか…。
しかし人によってはとても気分を害する味となる諸刃の剣!まさしく伝説のラーメンである。
しかし俺は数々のネタをこなして来た漢。大丸ラーメンを見事に完食!!
俺の舌は通常友人達がまずいまずいを言うものも美味しくいただく。大丸ラーメンとて例外ではなかった。
nobikkusはなかなか辛そうだった。まぁ彼は元々少食なのでやむを得ない…。
お会計する時に店主からハイチュウを貰った。店主の優しさなのか、大丸ラーメンの味を口内から消す為なのか…。
いやーこのようなオンリーワンのお店に来られて光栄です。
営業時間が特殊ゆえ、そう何度も足を運べないが、また行く機会があったら是非…
…ってよく考えてから行くわ(笑)
まぁそれは兎も角、ごちそうさまでした!!