荒れ狂う溶岩の宴!「GIGA KORO」カーニバル







私的世論調査『無謀編』・・



漢の祭、第2弾!









まさか・・・


本当にまた・・・


企画モノをやる事になるとは・・・
(ある程度は予想していたが・・・)




企画発足前

十二月某日・・・午後・・・


冬休みを目前に控えた師走の夕暮れ刻の事だった・・・

いつものように授業が終わり、いつものように家に帰宅する時、

途中までは共に下校している友人Mが、こんな話を俺にしてきた・・・


M「なあ、今のマ○クの期間限定商品って何だったか?」

俺「ああ、今は『グラタンコロッケバーガー』がやってるぜ」

M「な〜るほど、それって美味いんか?」

俺「ああ、美味ぇぜ!俺ん中ではマ○クの期間限定の中では1、2位を争うほどだ!」

M「そうか・・・」

俺「何故そんな事を聞くんだ?」

M「よし!企画ケテーイ(決定の意)!『ギガグラタンコロッケバーガー』略して『ギガコロ』やりますんで!

俺「Σ(; ̄□ ̄)なっ・・・

M「『ギガコロ』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

俺「・・・マジでやるんスか・・・?」

M「(゚Д゚) ハァ? 何言ってんですか、管理人サン。ネタが出来ていいじゃないですか( ̄∀ ̄)ニヤニヤ」

俺「ヘコむ・・・」

M「詳細はまた後日と言う事で、楽しみにしてて下さ〜い!」

俺「・・・・・・」




企画発足!

もう俺は逃げられない・・・




企画考案

十二月某日・・・学校にて・・・


俺が『ギガコロ』の企画モノを打ち出されて慌てふためいている頃。
その裏には更に祭りについて綿密な計画が着々と進められつつあった・・・。
祭り決行日は12月17日(火)の授業後、参加メンバーは、あの『ギガマック』と同じ面子。
この三人の勇者、CING、友人M、友人Oだ!
祭り会場については前回と同じ所にしたいのだが、何ぶんこの時期は寒いので、
混雑するのを覚悟で近場がいいとの意見。しかし、授業後はちょうど昼飯時なので一番危険!
他の多数の客の視線を浴びながら祭りを行う事になってしまう!
前回は俺達の他には客は十名にも満たなかったが、今回はその何倍もの客が賑わっている事
間違いなしなので、祭りがやりにくいったらありゃしない・・・。
しかし、友人M曰く「それがいいんじゃねぇか!」と、大賛成の意見を述べる。
う〜む、大丈夫なのだろうか・・・。ひとまず会場の事については保留にして話を進める。
幾日かかけて、『ギガコロ』祭りの台本が出来てきた・・・。

17日に全てが始まる!




突然の企画大革変!

十二月某日・・・再びMと下校中・・・


俺らが祭りについての打ち合わせを嫌々しくしている。企画は順調に進んでいたが、
ここでMが何を考えたのやら、事態は思わぬ方向へ!


俺「ようし・・・大分企画が整ってきたな〜。当日は三人で『ギガコロ』を制覇すっぞ!」

M「え〜何言ってんの?お前は一人だけ『ペタコロ』でしょ?」

俺「 ブッ・・・!な、何言い出すんだ?意味分かってるのか?
『ペタコロ』つったらグラコロ5個分なんだぞ!?」


M「大丈夫、大丈夫!『ギガコロ』分の金だけ出しゃいいよ!残りの2個分は俺と友人O(仮名)で出すからさ」

俺「いや、そういう問題じゃねぇだろ!何で俺だけ、しかも『ギガコロ』の次の
『テラコロ』通り越して『ペタコロ』なんだよ!『ギガコロ』よりも 2ランクも上なんだぞ!


M「( ゚Д゚) ハァ? そんなモン決まってるじゃないか。管理人という立場上お前は一国の主を務める立場にある んだから、人より上のモノを行くのは当たり前じゃないか〜」

俺「いやいやいや・・・間違ってるってその考え!」

M「管理人様『ペタコロ』キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

俺「(どうなっても知らんぞ・・・)」

M「ギガコロ♪ ギガコロ♪ ギガコロ♪ ギガコロ♪

俺「それ一年前のグラコロのCMじゃねぇかよ!」

M「ペタコロ♪ ペタコロ♪ ペタコロ♪ ペタコロ♪

俺「『ペタコロ』厨Uzeeeeeeeeeeeeeeeeee!!!

M「というワケで、当日のフォーメーション3-5-3で決定しますた♪」

俺「俺、死ねる自信がありますが何か?」




俺はMの掌の上で踊らされているのか・・・?




祭り当日

十二月十七日・・・学校にて・・・


いよいよ祭り開催の日。俺はこの日に何が起こるのかを忘れた事はなかった・・・。
俺の心の中を去来するものは一体何なのだろうか・・・
祭りへの恐怖か・・・?勇者としての栄誉か・・・?
いずれにしても常識を翻す一大イベントには違いないので、開催を楽しみにする友人達
はあ、一体何でこんな事に・・・俺、金銭的には得してるけど、 気分的に損してるじゃん!
これでいいのかMよ!


午後、十二時三十五分・・・


学校のチャイムが終業を告げる、いよいよだ・・・

賽は投げられた!

結局祭り会場は、学校の近くのマッ○へ・・・。やはり近場がいいのと判断したのだろう・・・。
何も語らずに、先陣切って俺は会場へと二人を案内する(なんで俺が先頭なんだ!)
気のせいだろうか、自転車のペダルがいつもより重い・・・これは俺の中の抵抗勢力が働いているのか?

約五分後、目的地に着く。すぐそばに自転車を停め、店の中へ・・・
店の中は予想通り学生達で混んでいた。仕方あるまい、時間的にはちょうど昼飯時・・・このような大手ファーストフードレストラン
を利用しない人のほうが少ないのかもしれない・・・。
とりあえず俺達は、最初に席を決める事にした。しかし、周りはどこも学生だらけ。とても座れるような場所は見当たらない・・・。
「ここは無理だな・・・」
無念。まあ当然の事といえば当然の事だった。会場を移そう。
そう思った俺達は、急遽会場を変更。少々遠くなるが、Mの寮の近くにあるマッ○へ足を運ぶ。
どうしてもやる気なのね・・・
そう思った俺は嬉しいような悲しいような複雑な心境に囚われていた。一同は目的地へと向かう・・・。

約十五分後、第二会場へ。ここも店舗面積は大きいほうだ。しかし、先程の所とは違い、学生で賑わっている事はなかった・・・。
まずは席決め、Mが辺りを見回す・・・

M「ここがいいんじゃねえのか?」

指定された場所を示すMだったが、そこはなんとカウンターの目の前!

マジか・・・なんでよりによってここなんだ・・・しかし他に空いてる席はなさそうだし、
やむを得ずカウンタード真ん前の席に腰を下ろし、荷物を置いてカウンターへ・・・


今、三人の勇者が戦いの狼煙を上げたッ!


午後、一時十分・・・カウンター前


カウンターはそんなに混んではいなかった・・・いつでも注文が受けられる態勢にある!

行くぜッ!


店員「いらっしゃいませ〜、ご注文をお伺いいたします」

俺「グラタンコロッケバーガー5個とQooのLサイズをお召し上がりで!

店員「はい、かしこまりました。以上でよろしいですか?」

俺「あ・・・は、はい」

店員「お会計が1365円になります」


ほう・・・なかなか冷静に対応する店員ですな〜。前回みたいなオーバーリアクション店員とは
大違いだ。っていうかこれが本来あるべき接客なのかもしれない。何事にも冷静に対応し、決して動揺を見せないその姿は まさに店員の鑑といえよう。

さて友人達はと言うと・・・って何ィ〜〜〜ッ!?

おい!何でお前らグラコロ3個買ってないんだよ!2個しか買ってない上に
チーズバーガーやらナゲットやらあるまじきオプションを買いやがって!
まさか企画商品は俺だけ食えと?自分らはそれを影から見守るつもりだったのか?

謀ったなブルータス!

っというワケでまんまとピエロにされてしまった俺の傍らで黙々とナゲットやら
ポテトやらを食いまくる友人M、O・・・。グラコロだけはあとでまとめて持ってくるらしいので、
俺は店員から渡された番号札を持ってしばし待つ。

約五分後、トレイにやたらグラコロを乗せた店員がやってくる。

間違いねえ!やって来た!

運ばれてきたグラコロ達、今回も俺は笑いが止まらんかった・・・


グラコロ9個の図


撮影協力:D・O、撮影機種:J-PHONE携帯(J-SH51)


うわぁ・・




いつ見てもすげぇや、この迫力満点のグラコロの数!
今から俺の手によって恐ろしきバケモノに姿を変えるというのに・・・
今の内にこの姿をじっくり拝んでおこうか・・・。




そして宴は開かれた・・・

午後、一時二十二分・・・カウンター前客席・・・


『ギガコロ』




正式名称『ギガグラタンコロッケバーガー』
作成方法はいたって簡単。『ギガマック』と同じ要領で、ベースとなるグラコロに
別のグラコロのコロッケを2つ乗せただけ!


似たようなモノに、コロッケを1個だけ乗せたものを『メガコロ』

コロッケ3個を乗せたものが『テラコロ』

そしてコロッケ4個を乗せたものが『ペタコロ』である!

詳しく説明するために、「MEGA MAC」紹介サイトみたいに、写真付きでお届けしよう。




まず、↓これが『グラコロ』



原材料は、パン、グラタンコロッケ、キャベツ、タマゴソース。
冬の定番商品として名高いグラコロはマッ○の期間限定商品の中でもトップの人気を争う。
大きさは写真の後ろで友人Mが手を置いてくれているので、それと比較して参考にしてもらいたい。




次に、↓これは『メガコロ』



簡単に言えばコロッケが2個あるグラコロ
これならまだいけそうだなと俺は思っていた。




友人達が食うはずだった、↓これが噂の『ギガコロ』



ここら辺から俺は笑いが急に溢れ出し、ヤバい事態になっていることに気付いた。
単純に考えてこれは間違ってる!




これは↓『テラコロ』



カウンターの目の前の席に座っているので、さすがに店員も異常事態に気付いた!
チラチラとこちらを拝見し、含み笑いをしているのが伺えるようになった。
そんなに俺達が珍しいか!(珍しいって・・・)




今回、俺が食うことになる最終兵器!↓『ペタコロ』!





(;゚Д゚) ナンダヨコレ・・





もはやこれは食べ物じゃねぇ!こんな事して俺 バチ当たんねぇか?
もはやインパクトが強すぎて下の方にキャベツがある事なんざ分からん!




『ペタコロ』と『グラコロ』とその副産物『ペタコロパン』




何ですか?コレは・・・
名古屋駅のツインタワーじゃあるまいし、比較させても無駄ですね。
グラコロが何のために存在しているのかが全く分かりません


そして俺はこれを食わねばならない!一度やり始めた企画からは逃げられない!
『私的世論調査』の管理人として・・・そして一人の漢として!




しかし、これ、どこから食えばいいんだ?
こんなバカげた大きさのモノにかぶりつくのは初めてだぞ?
しかも『ギガマック』より大きいんじゃねぇのかこれ?

え〜い!グダグダ言ってても仕方がねぇ!要は気合だ気合!

俺の中の全身全霊の力を持ってこいつを食す!

心の準備は整った!行っくぜえぇぇぇ!!







うおりゃあああああ!





・・・・・・・・・


・・・・・・・・・


熱っちいいいいいいい!





熱い、熱すぎるよ隊長!

グラタンがやったら熱いよコレ!

アツアツのグラタンが俺の口の中で暴れるその様は・・・



荒れ狂う溶岩の宴!



そして食えば食うほどこの『ペタコロ』


中のグラタンがはみ出しまくるよ!


手はグラタンでベトベトになるし、グラタンはこぼれるし、

もう何がなんだか!





途中からどこ食っているのか分からなくなる錯覚に陥る 脅威の『ペタコロ』

実は俺が『ペタコロ』作成中から食すまでの間に、 二人の制服姿の女子学生が商品待ちをしていたのだが、
その女子学生達はたまたま俺の真後ろの席で待っていた。
そしてその女子学生達は俺の『ペタコロ』に気付いてしばしア然!
二人は未知の存在に怯えるような目で俺を凝視していた・・・。

痛い、その視線が痛すぎるよ隊長!

しかもその二人から何やら話し声が聞こえる・・・。残念ながら会話の内容までは
聞き取れる事は出来なかったが、どちらにしろロクな噂ではない事は分かっている!
恐らく二人にとってこの手の人間は初めて遭遇したのだろう・・・。
しかし覚えておけ!全国にはこんな馬鹿な事をやっている人間なんか他にもいるんだぞ!


どのぐらいの時間が経ったのだろうか・・・
俺は何とかこいつを完食することができた・・・。
しかし喜ぶのはまだ早い・・・まだ副産物が残っている。
以前『ギガパンマック』で痛い思いをしている俺。
どうもこのパンとキャベツとソースだけで構成された『ペタコロパン』に
手がつけられない。でもやっぱり食うしかないんだよなあ・・・。
はい、いただきま〜す。


ムグムグ・・・


・・・・・・・・・




結構いけるじゃん!




以外だった、バカデカいのは差し置いてこのパンとキャベツとソースが美味い!
これならなんとか食えそうだ・・・よかった、これなら難易度は比較的易しそうだ。
俺はどこかで安らぎを覚えていた。
恐いな、トラウマって・・・・・・。




でもすぐ飽きるよ、コレ(泣)




ようやく食い終わった。
↓にある包装紙の大群が祭りの凄まじさを物語っていた





宴の終わり

午後、二時四分・・・愛知県某所のマッ○前・・・


M「いや〜楽しかったな」

俺「地獄だ・・・」

O「な〜に言っとんだ、3個分の金額で5個分食えたからいいじゃねぇか〜」

俺「金払ってまで苦しい思いはしたくない!」

M「よ〜し、次はいつにするか?次こそ『TERA MAC』だな!」

俺「(;゚Д゚)ポカーン」






祭りは、終わらない・・


まとめ

マジでまだ企画続けるんですか?

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