※日記より抜粋
企画モノ
この言葉を聞いて一体何を思い浮かべるだろうか･･･。
ある者はテレビとかでよく聞くバラエティ番組といった類いの事を思い浮かべるだろう･･･。
またある者は学校とかでの学校祭などの催し事を指す事もあるだろう･･･。
しかし、俺がそのキーワードを聞いて頭に浮かべる事は･･･、
俺はそんな数々の無謀な企画モノを閲覧してきて、どれもこの俺を楽しませてくれたが、実際に実行されている企画が
まさか俺も実行されるのは思いもよらなかった･･･。
今回俺らが挑戦したのは「ＭＥＧＡ ＭＡＣ」というモノ。
この祭りの詳しい内容については、Googleで「ＭＥＧＡ ＭＡＣの誘惑」で検索すればお分かりいただける。
少し簡単に紹介すると「ＭＥＧＡ ＭＡＣ」というのは、ヨーロッパ、オーストラリア地域で期間限定で発売されたマ○クの商品で、
「ＢＩＧ ＭＡＣ」の肉を２倍にした商品である。
そして今回、その「ＭＥＧＡ ＭＡＣ」もあるんだから、さらにその上もあるのではないかとそのサイトが考案した
「ＧＩＧＡ ＭＡＣ」を食すことにした。((((((；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
早速友人達三人で、学校が終わった後にマ○クへ直行！カウンターへ並び、注文を取る。
--------------------俺等と店員の会話-----------------------
店員「いらっしゃいませー。ご注文をどうぞ！」
友人「ビッグマック３個とＱｏｏのＬサイズをお召し上がりで！」
店員「ビ、ビッグマック３個ですかァΣ(￣□￣)」
･･･明らかに動揺しているのが分かる。
ここで異常事態警報が発令している事に店員その他客が気付き、何が起こったのかを探るため、懸命にこちらのほうに視線を向ける。
俺はこの以上とも言うべき雰囲気に気押され、笑いを必死にこらえ、何人とも目を合わせないようにするのが精一杯だった･･･。
さらに立て続けにビッグマック３個を頼むもんだから、さすがに店員達がざわめき始め、急に厨房内が戦争状態に陥ってしまったことには
微かな同情心が俺の心の中で芽生えていた。まぁ、どちらにしても面白過ぎるといった状況のほうが強かったが・・・。
そして、「ＧＩＧＡ ＭＡＣ」を作成すべく、あまり人目のつかない所の席に付き、ビッグマックの箱を開け、
肉を一箇所に集め、遂に「ＧＩＧＡ ＭＡＣ」が完成する！！
「ＧＩＧＡ ＭＡＣ」
↓
･････････････････････
で、でけェ･･････
これを食せというのか？明らかに俺の顎に収まらなさそうな大きさだぞ？し、しかし一度始めた企画は途中で中断することはできない！
俺はもう後には退けないんだ！！
それでは、手を合わせていただきます！
ＧＡＢＵ！！
･････････
ＭＯＧＵＭＯＧＵ･･････
･･････････････････
(ﾟДﾟ )ｸﾁﾆﾊｲﾗﾝﾜ ｺﾞﾙｧ!!
こんなバケモノ食べ物初めて食うわ！なんだこりゃ？口はパサパサするし、肉は多くてくどいし、あまりの大きさに
顎はつっちまうし･･･これで１個でもう満腹だよ！隊長！！
未知の体験をした感じであった、他のお客さんの視線に気付きつつもこの「マッ○の商品にあるまじき異端物」を俺ら３人は黙々と
食しつつあった･･････。
そして見事に完食し、何かの呪縛から開放された気分を噛み締めつつあったが、それはほんの刹那の間であり、もう一つの問題が
残っていた･･･それは･･･。
これ･･･
↓
コレも食わなきゃならんのか？？
これは何かというと、そう！「ＧＩＧＡ ＭＡＣ」を作成する時の産物･･･残りのパンやレタスを全て一ヶ所に集めたモノ！
つまり「居残り組」なのだ！！
明らかにさっきのものとはレベルが違う！何しろこれには「肉」というタンパク質が含まれているものが一切ない！！
パンとピクルスとレタスとオニオンと２倍分のソース！！
まるでボスを倒して平和が訪れたと思ったところに真のラスボスが現れたような
この厄介モノを俺らは
「ＧＩＧＡ ＰＡＮ ＭＡＣ」と名づけた。
鬱度が増す一方で、仕方なく食す事にする。まぁ肉をあれだけ食ったんだからたまには野菜もとらなきゃとプラス思考で考え、
この「ＧＩＧＡ ＰＡＮ ＭＡＣ」を口に運ぶ･･･。
ＧＡＢＵ！！
･････････
ＭＯＧＵＭＯＧＵ･･････
･･････････････････
Σ(`＊´）ｽｯﾊﾟｧｧｧｧｧｧ!!!
なんて酸っぱいんだッ！！まさかこれほどとは思いもしなかったぞ！！
あまりの酸っぱさに口直しに飲んだドリンクまでピクルスの酸っぱさが感じられる程に
なっているッ！！これはさっきの「ＧＩＧＡ ＭＡＣ」よりツライ！！
こりゃあ想像以上に手強いラスボスだぜ･･･謀ったなブルータス･･････。
俺は数十分かけてこのラスボスを倒した。もうダメだ･･･口の中がやたら酸っぱい。今の俺には「エサをあげないでください」
という看板をはりたいものだよ･･･。
企画モノというのは厄介だな。俺は改めてこの世の中の広さを知った。世の中には俺なんかとは比べ物にならないほどのチャレンジャー
が数多く存在していること。一人一人が勇者であり、また、新たなモノを追求する探究心あふれる方々に俺は心からエールを贈りたい。
そして、試練を見事乗り切った俺と友人Ｏと友人Ｍもまた勇者であったであろう･･･。
全ての勇者達に栄光あれ！！