一夜限りの独奏曲!「1人オールナイトカラオケ」

 

 

私的世論調査『無謀編』…

 

 

漢の祭りは新章へ突入した!!

 

 

 

『孤独』

 

 

この2文字が示す意味は人生レベルで重いものがある。

孤独を辛いと思わない人間はまずいない…。なぜならば、人は誰もが絆の温かみを体験するからだ。

そう、母親の胎内に宿っている時から人は温もりを感じている。

人の温もりを知っているからこそ、孤独を恐れ、寂しさを感じる。

私が思うに心の底から孤独を恐れていない人間は存在しないだろう。

しかし!

そんな孤独を恐れている人達の為、1人の青年が立ち上がった!!

1人を恐れるな!孤独を恐れるな!!

人が誰しも持っている能力と言われる『クオリティ』を存分に発揮し、
1人でいる事の楽しさ、素晴らしさを伝える為、自分ことCINGが今世界中に向けて発信する!!

 

 

『カラオケ』

 

 

娯楽の代表の1つとしてあまりにもメジャーなカラオケ。
自分の中で感銘を受けた歌を歌う事によって自らに癒しや勇気等を与えてくれる。

時には親しい友人や家族を祝福する意味合いでも用いられ、その効果は幅広い。

通常は複数人で訪れるのが一般的だが、果たして1人で行ったらどのような気分を得られるだろうか…

待ち時間は無いし、普段歌えない歌も堂々と歌える。きっと素晴らしい時を過ごせるに違いない!

1人モノ企画第1弾『1人オールナイトカラオケ』が今ここに実践される!!

 

 

当日の行動は大体決めていた。
俺が行こうとしているカラオケ屋のフリータイム時間が0時〜6時なので、それまで待機。

そして時刻は22時半を指す。腹も減ったので晩飯も兼ねて早めに家を出る事にした。
もちろん、服装もちゃんと気遣って、『男前豆腐店Tシャツ』を着て行く事にした。

まずは記念撮影

 

準備は整った!では行ってくる!!

 

 

颯爽と自転車を走らせ、今夜のディナーが用意してある場所まで向かう…
その場所とは、数ある牛丼チェーン店の1つ『すき家だ』!!

店内に入ると、中にはいかにも牛丼を愛食としてそうな人達がいた。
その後ろをジョニーを宿したTシャツを着た1人の青年が通過する。そう、俺だ。

カウンター席が空いているのに俺はわざわざ4人用テーブルに腰を落ち着ける。
どうせなら広い所で牛丼を味わいたい。Tシャツの中のジョニーもそう言ってくれてるような気がする…。

俺はメニューを見てしばし考え、牛丼セットを頼む。
これぐらいが妥当ではないだろうか。下手に腹を膨らませるのも考えモノだ。

程なくして牛丼セットが運ばれてくる…早いな…。
明らかに作り置きしてる牛丼だろうと察したが、そんな事は俺は気にしない。
ファーストフードなんてそんなものだろう。

俺は無言で次々と牛丼を口に運ぶ。
しかしさっきから俺から見て10時の方向に座っている若い2人組がチラチラとこっちを見てるような気がする…。
まさか、このTシャツが羨ましいのだろうか?そうだろうそうだろう?
しかしこのTシャツは俺の物だ。キミ達にはあげられないなぁ。

10分程で全てを平らげると、食後の休息を取る取る間もなく店を後にする。
俺はここでゆっくりしている場合ではないのだ。牛丼、ごちそうさん

さらばすき家

さらばだ!!ここの牛丼の味は忘れないよ、美味かったぜ。

 

ここは閑散とした地下鉄のホーム内…。
早朝時の通勤ラッシュの様子が嘘みたいだ。

地下鉄に乗って俺は『栄』を目指す!!

 

名古屋の不夜城である『栄』に到着した。さすが、こんな時間でも人が賑わっている。
まだ時間があるので、しばらく俺は夜の栄の街を闊歩する。
なかなか個性的な人が多く、俺の格好が霞んで見えるぐらいだ。
そんな人達に負けじと全力疾走で『⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン』をやりたかったがやめといた。
今日の目的はそんな事じゃない。

ゲーセンに行ってちょっとIIDXでもやってみる。
23時を過ぎているというのに音ゲーコーナーはやや賑わっている。
いい時間つぶしができそうだ。

いい時間になった所で俺はカラオケ屋へ向かう。
さすがに店内は混雑していた。今日は週末という事もあり、様々な人達が訪れている。

俺はカウンターへ向かい、さっさと受付を済ませる事にした。
幾つかのグループが俺の事を噂しているようだが、そんな事は気にしない。

 

店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」

俺「1人です。フリータイムで。」

店員「1名様ですねー、かしこまりましたー。少々お待ちくださいませー。」

 

俺が1人と言った瞬間。俺の後ろにいた社会人グループがエッ?みたいな顔をしたが、
何をそんなに珍しがっている。我が友人によると、1人でカラオケは決して珍しくないと聞いたんだがな。

しかし関心すべき所は店員の対応だ。
自分は1人だけにも関わらず他のグループの客と変わらない丁寧な対応をしてくれた。

やはりこれが本来あるべき店員の対応なんだろう。
数年前の『GIGA MAC』祭りの際に対応してくれた店員に見せてやりたい。

でもノーリアクションだとネタ的に面白くないんだけどな。

会計を済ますと部屋番号31番へと案内される。
なんかやたら奥まで行くなぁと思って案内された部屋に着いたらココ1番奥の部屋じゃねええええかああああ!!

ひょ、ひょっとして店員は俺に気遣って1番奥の部屋にしてくれたのか??
1人なので狭い部屋でも充分なのだが案内された部屋は10人は座れる部屋だぞ!?
しかも周りの部屋は客がいないと来たもんだ…。余計な心配させてしまって申し訳ない気持ちがふと浮かんだ…。

「大丈夫です。ボク1人でも強く生きていますんで…」

とりあえず歌う前にフリードリンク用のコップにオレンジジュースを注いで水分補給の準備をする。
これから6時間という長丁場の中歌う事になるので水分は欠かせない。

部屋1 部屋2

携帯なので全てを写しきれてないが、俺が案内された部屋の内装だ。
ちなみに映像はプロジェクターを使用しているので無駄にデカい。嬉しい限りだ。

さて、これからが本番だ。
果たして俺はこの孤独に耐えられる事ができるのだろうか!?
攻略のポイントとしては常に曲を入れ続け、寂しさを与える隙を作らせない事だろう。

 

6時間1本勝負
 
『1人オールナイトカラオケ』
 
レディーファイッ!

 

選曲の方だがあらかじめプランを立ててある。
一般曲(J-POP等)に2時間、マニア曲(アニソン等)に4時間の配分で行こうと思う。

記念すべきオープニングナンバーはポルノグラフィティ『アゲハ蝶』だ!
カラオケで歌われるポルノグラフィティ曲の中でもこれは5本の指に入る程よく歌われる曲だ。
俺もよく知っているのでまぁ無難な選曲かと。
1人でいるという事を忘れた俺はノリノリで歌ってみせた。いいぜヒャッホウ!!

このような調子でJ-POPに関してはポルノグラフィティとミスチルを中心に歌った。
自分の好きな歌を歌うのは気持ちが良い。歌は万国共通で人の心を動かす魔法の力だ。
どんなにふざけて歌おうが、どんなにカッコつけて歌おうがそれを咎める人はいない。
これが1人カラオケの魅力。ヤバイヤバイ、全然寂しくない!マジオススメwwwww

歌い始めてから1時間が経った…。
ほぼノンストップで歌いつづけている為、ノドのダメージが半端なく早く進行する。
しかもポルノグラフィティは高音キーで構成された歌が多いので余計にダメージを深めている。
これはヤバイぞ…。この調子じゃ6時間なんてとてもじゃないが歌いきれない!
他にもミュージックアワーとかサウダージとか歌いたかったが、ノドへの負担を軽減する為、激しい歌を控える事にした。
ドリンクの消費量も恐ろしい程早い。4曲に1回はおかわりしてるような気がする…。
まぁフリードリンクなのでいくら頼もうがタダだから問題なし。
ドリンクだけでカラオケ料金の元を取りそうだぜ……。

 

さぁそろそろいい時間になって来た…。そろそろアニソン祭りか?

しかし1人でアニソン祭りなんて本当初めてだ…。
こんな姿他の客には見せられないなwww

 

2時間が経った…。同時にアニソン祭りが開幕した!!

1人オールナイトカラオケ……アニソン編のオープニングナンバーはコレだ!!

 

DANZEN!ふたりはプリキュア!

 

プリキュアキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!

しかし何でプリキュアを選曲してしまったのかが分からない…。
アニソンなんて数多く存在するのによりによってプリキュアとは…。

 

プリキュアを熱唱する23歳ここにアリ!

 

重要なのが1人でプリキュアを歌っているトコロだ!!
衝撃的…あまりにも衝撃的!!こんな姿を見たら実家にいる母は間違いなく涙で枕を濡らす事だろう…。
こんなバカな息子でゴメンナサイ…でもあなたの息子は斜め45度に向かって逞しく育ってます!!

この調子でメジャーなモノからマイナーなものでとにかく俺が好きなアニソンを入れまくった。
不思議な事にJ-POPの時よりも明らかに選曲するペースが早い!
俺しかいないハズなのに既に予約曲が3曲ぐらい入ってるってありえん…。(自分で入れといてなんだが)

 

午前3時…ようやく折り返し地点に来た。
しかしノドのダメージはますます激しくなっている…。このままじゃもたねぇ…。
1人で歌うって事がこんなにキツイものだとは思ってなかった(いや、ある程度は予想していたが…)。
もはや俺に孤独に対する不安は一切無い……しかし体力が持つのかどうかとノドが無事にいられるかどうか…そっちの不安だった。

途中でアニソンからネタ曲へ趣向を変えてみる。
ブリーフ&トランクスに始まり、日本ブレイク工業社歌名古屋はいいよ!やっとかめ等、ネタに走る俺。
こういう歌は何故か気合が入る。これが俺の体内を循環するネタ職人の血なのだろうか…。

 

時刻は午前5時を指し、残り1時間となった、ラストスパートだ!

ラストの1時間は人前で滅多に歌う事の出来ないジャンル、声優ソングで締める事にした!
1人カラオケはこういう歌も気にせず歌う事が出来る。空気を読まなくもいいってステキだねwww

片っ端から國府田マリ子の歌を次々と入れていく俺。
しかし声優ソングってのは相変わらず少ない…。マリ姉でも10曲にも満たないもんなぁ…。
声優ソング専門のカラオケがあったらどんなに嬉しい事やら…。

マリ姉も全て歌いきってしまったがまだ時間はある…。
しょうがない……ここは叩かれる覚悟で小森まなみを行って見るか!
2ちゃんねらーから評判の良くない彼女。良い曲を出していると思うんだけどなぁ…。

 

そしてHERTZ〜電波の天使達〜を歌った所で終〜〜〜了〜〜〜〜!!

歌いきった…6時間歌いきったぞおおおおおお!!!
俺は既に疲労困憊し、ノドはガラガラで、睡魔も襲っていてボロボロの状態だった…。
しかし、そんな苦痛にも耐え、荒行をこなすが如く俺は奮闘した。よくやったよ俺、おめでとう!!

自分で自分を賞賛したいってのはまさに今がそうだな。
孤独が寂しいとかそんな事はとうにバシルーラでどっかに飛んでいったわ!!
6時間歌いきった…ただ、それだけ、ただそれだけなのよ!!

レシート

挑戦状だったこのレシートが今ではチャンピオンベルトにも見えるぜ!
勝利したからって何か賞品とか賞金が出るワケないんだが、この件で俺はステキなサムシングを得たような気がする…。

 

結果:YOU WIN!

 

この調子で次回も勝利をこの手に収めていきたいと思います!
1人がなんだ!1人がどうした!!俺はどんな挑戦だって受けて立つぜ!

 

それでは第2弾も乞うご期待下さい!

 

 

おまけ

今回私が歌った曲のリストです。
6時間で62曲!正直言って体力勝負だったなぁ〜
もちろん、これ全部1人で歌いました。

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