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「アスラクライン」13話の感想

アスラクライン 第13話(最終回)「呪われた罪人の烙印」

修学旅行の飛行機を人質に取り、イグナイターをよこせと言ってきた加賀篝。
よくある究極の二択の展開ですな。
渡せばエライ事になるけど渡さなかったら人質達が死ぬみたいな。
この場合、ほとんどの確率で多少の犠牲は仕方ないと反対するヤツと対立するんだよね!
そして主人公は人質を助ける方を選ぶのがセオリーみたいな。

反対派は第三生徒会だ。
いろいろ知っているだけにイグナイターが加賀篝に渡る事の脅威を予想しての事だろう。
そして意外にも第二生徒会の六花は人質救助派だ!
六花さんが人命優先とか何があった(失礼)
実は修学旅行の保険代は第二生徒会が受け持っているからでした。
なんだよやっぱりそういう理由かよ。そして納得の一言!!

我等の智春の考えはもちろん
「イグナイターは渡さないし、人質も助ける」
という三つ目の選択肢を取るようです。
毎度思う事なんだがこれができれば苦労しないんだよ…。

加賀篝に呼び出された智春は彼とご対面。
飛行機の上で戦うというパッと見無理バトルです。
風圧は?…と思うけど加賀篝が飛行機の時間を止めているので静止している状態だ。
途中加賀篝がすげぇ意味深な事を言いやがった。
「この世界は二巡目」だの「誰かのゲームに付き合わされているだけ」だの智春の兄貴だの…。
多分この作品でもっとも重要なキーポイントの事を話してるんだろうな。
まぁ最後まで明かされる事はなかったけど。

皆の協力で人質は開放されたが、飛行機が動き出し、エンジンもやられてこのままでは墜落コース!
ここで最終回に相応しい展開。皆が強力して大きな事を成すというアツイ展開だ!
オイシイところを持っていったのは佐伯会長!翡翠を召喚して氷で滑走路を作った!
無事飛行機は着陸し、皆から歓喜の声が挙がる。しかし佐伯は呆然と立つだけ。
魔力を使い果たした翡翠は哀音が消滅した事を表していた。

まさか哀音が犠牲になるとはッ!
可愛い子が犠牲になるのはなんとも言えない気分になる。
あの佐伯が涙ですよ。これだけで十分哀しい事だって分かっちまうわ!
なんとまぁ後味がよろしくない終わり方だ…。

分割2クールにより、続きは秋から始まるアスラクライン2までお預け。
とにかく伏線を貼りまくってそのまま突っ切ったみたいな印象。
2期で少しは解明されるといいんだけどね。投げっぱなしジャーマンは勘弁ですぞ!