・生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 1 著:葵せきな
杉崎鍵は私立碧陽学園生徒会の副会長にして生徒会唯一の男性。
彼は筋金入りのギャルゲオタで「俺は美少女ハーレムを作る!」と常日頃公言してる。
生徒会長の桜野くりむ他、美少女揃いの生徒会メンバー達による、
ゆるくてちょっぴり甘い(?)ユカイツーカイな日常をつづった物語。
――
こういうタイプのラノベは初めて読んだ。
幾つもの短編で構成されている連続短編小説となっている。
4コマ小説と呼ばれているらしいけど、まさにその通りだったわ。
各話で生徒会メンバーの駄弁りを描いており、その日常を楽しむといった感じですね。
感想だけど、例えると「ギャルゲの日常シナリオ」を見てるような感じだった。
特に大きな事件が起きる事もなければ特定のキャラにスポットを当てた話もない。
ほとんどがギャグ。深いシナリオを期待したらがっかりするぞ!
文章もいかにもラノベって感じで読みやすい。所々邪気眼性中二病アリw
ギャグはパロディ多めで元ネタを知ってるとクスリとくるw
まぁちょっと狙いすぎで寒かった部分もあったけどね…。
これ読む時はある程度アニメ、ゲームに精通していないと楽しめないかもしれない。
他は自分達はラノベの登場人物だと意識するようなメタ的なギャグも含まれている。
そんなに富士見書房富士見書房叫ぶなw編集側もノリノリだろこれw
主人公の鍵自らハーレムを宣言する通り、女性キャラは所謂萌え要素の集まり!
いやー会長これ可愛いだろ!仕草一つ一つに萌え要素がてんこもりだわ!
みんながいじめたくのも分かる。いちいちリアクションが可愛いんだって!
ツンデレ深夏に控えめ真冬の姉妹なんか思いっきりCLANNADの藤林姉妹に脳内変換される!
知弦はリトバスの来ヶ谷っぽいですな。こういうキャラは一人は必要だよな。
べ、別に主人公の名前が鍵だからってKey作品で例えてないんだからっ!
とてもオタク向けの作品だね。ギャルゲやり慣れてる俺は楽しめました。
息抜きという形で軽いものを読みたい!でも萌えもギャグも欲しい!
そんな方々にオススメ。